葉山はフルリノベだから、決めなくちゃならないことが大杉漣でワケがわからなくなってきてます。
壁紙の見本台帳みたいの見ながらどれにするか選ばなくちゃいけないんだけど、アホみたいにたくさん種類があって、同じ値段の同じ白でも微妙にベージュが入ってたり、表面のデコボコ具合が違ってたり、触った感触が違ってたり、光の当たり方で影の出方が違ったり、だんだんどれでもよくなってくる。
みなさん、ちゃんと考えて選んでるのかしら。すごいわねー。こーゆー微妙な差にこだわる人って一体、どんな人なのかしら。
と思ったら、思い当たる人がいました。
3月まで働いてた会社で、オレの同期の頭文字N君だ。
自分の会社と他社の業績争いをエクセルで折れ線グラフ化する際、微妙な色味の違いに物凄くこだわるのです。
我が社はピンク、某社はグリーン、某社はオレンジなどと、彼的な色の使い分けルールがあり、部下に資料を作らせる際にもそれを踏襲させ、まあ、そこまではいいんだけど、エクセルってPC画面では、ピンクでもいくつも濃淡があるじゃん。その濃淡具合も彼はこだわってたね。
「このピンクじゃなくて、もう一段階濃いピンクを使って」とか言って、部下に何度もやり直させてた。
PC画面で見ると、たしかにその濃淡の差ってあるんだけど、うちの会社のプリンターってそんなにいいヤツじゃないから、印刷するとどっちも同じピンク色で出てきちゃうんだよね。
なので、そこにこだわる意味があるとは思えないんだけど、彼には意味があるんだろうね。
オレは彼と同期で、役職がちょっとだけ上だったから良かったよ。マジでこんなこだわりの強い人(not. メンド臭い人)の部下になったらやんなっちゃうよ。
と、葉山の壁紙選びをしながら、かつての同期のことを懐かしく思い出したのであります。
(これを読んで頭文字N君が誰のことか思い当たる人がいても、けっして本人に言ってはいけません)