24本目@上大岡TOHOシネマズ。この「狼たちの午後」で「午前十時の映画祭9」は終わりです。
最初の3本は見逃したものの、その後は全部見たから、オレはエライ。
4月からは「午前十時の映画祭10」が始まりますが、この「10」をもって、「午前十時の映画祭」は終わりだそうです。
「10」のラインナップもなかなかステキで楽しみだけど、制覇するかどうかは未定であります。
http://asa10.eiga.com/2019/theater/all/
「狼たちの午後」はアルパチーノが素晴らしいです。
この当時、榊原郁恵ちゃんが
「アルパシーノもドロンもいいわ。
だけど信じて、
誰よりも
とても照れ屋の
あなたが好きよ」
と歌ってたのも納得するカッコ良さなのです。
アルパチーノつったら、もちろん「ゴッドファーザー」や「セントオブウーマン」など、他にもいい作品はたくさんあるけど、「狼たちの午後」が一番ノリノリな感じで好きだわ。
アルパチーノはこれでアカデミー主演男優賞にノミネートされてたんだけど、巡り合わせの悪さで、この年は「カッコーの巣の上で」のジャックニコルソンもノミネートされてて、ちょっとまあ、それじゃー負けてもしょうがないよね。
(つーか、スマホで「あるぱ」まで入力すると、真っ先に「アルパカ」が出てくるので、なんか、ヘナヘナ〜ってなる)
(あらすじ)
実際に起きた銀行強盗がモデルです。アルパチーノたち3人組は閉店時間ギリギリの銀行に押し入るんだけど、押し入った途端、仲間の一人が「やっぱ、俺、無理だわ」つって帰っちゃったり、金庫を開けたら30万円ぐらい(現在の貨幣価値に換算)しか入ってなくて、「えー、マジかよ、銀行のくせに!超ガッカリ!」とか怒ってるうちに、あっという間に銀行は警官隊に包囲されてしまいました。
仕方ないから、銀行員たちを人質にして、警察と交渉するんだけど、銀行の周りに集まったヤジウマたちがアルパチーノを応援したり、テレビ局が銀行に電話かけてきて、生放送でアルパチーノがインタビューに答えたりと、なんだか楽しい感じに盛り上がっていきます。果たして、要求通り、ジェット機は用意されるのか、彼らは逃げることが出来るのか!?
監督のシドニールメットは、この2年前に「セルピコ」でもアルパチーノと組んでます。「セルピコ」もいいよね。あと、ポールニューマンの「評決」も撮ってる。
こうして見ると、「人生がうまく行かない男」の話をよく撮ってる監督なのね。
どれも、必ずしもハッピーエンドではないけど、後味は悪くないのです。「苦いんだけど、それも人生だよね」って感じ。