会社を辞めて1年が経ち、この春から無職2年生に進級しました。
ある程度、予想してたけど、この一年はなんとも慌ただしかったです。
最初の3ヶ月は、会社を辞めたことによる手続き関係。ハロワ、年金、健康保険、退職金の運用などなど。
その後の3ヶ月は、移住先住居の選定と購入、その次の3ヶ月は恵比寿の売却、さらにその次の3ヶ月は引っ越しとそれに関わる手続き。そして、常にその合間で母親関係。
もちろん、3ヶ月ごとにきっちり動いてたわけではなく、パラで稼働してたけど、でも一年をざっくり振り返ると、こういうタームで物事が進んでいました。
なので、この一年は、なんだかんだとやる事があって、「無職になったからヒマでしょーがないなー」という感じはあまりなかったです。
むしろ、収入がなくなった事への不安だったり、「この手続きを期限内にやっておかないと、後々、面倒なことになる」みたいなプレッシャーがあったりで、いつもそわそわしてた気がします。
ただ、これらの手続き関係は、かなりメンド臭かったけど、それをやればちゃんと見返りがあることが分かってたので、充実感はあったかも。
会社の時は、苦労してレポート書いても、これをちゃんと読んでくれる人はいるのかしら、この提案を真摯に検討してくれる人はいるのかしら、と思うことが多くて、なんだかオレは給料もらうためのアリバイ作りで仕事をしてるんじゃないかと思うことさえありました。
そういう意味では、この一年の忙しさはイヤではなかったです。
母親のことも、何かあれば、いつでもすぐに動けるようになったので、精神的な安定は計り知れない。
ま、とにかく、そういうバタバタもおそらく3月いっぱいで終わったはずなので、これからはいよいよ本当の無職生活をエンジョイしたいです。
地元のボランティアみたいなこともやりたいし、カルチャースクールとか行って古今和歌集を読んだりウクレレ習ったり、鎌倉のお寺巡りをしたり、海でパチャパチャ遊んだり。
それと、ずーっとやりたかった四国八十八ケ所お遍路、もしくは東海道を京都から東京まで歩く、のどっちかをやりたい。
このどちらか一つは、出来ることなら、秋までにはやっておきたい。(お遍路は何回かに分けてやることになるだろうけど)
つっても、最低2週間は家を空けることになるので、その間の母親の世話をどうすりゃいいんだろうって問題はあるんだけど。
むかし、誰かに言ったことあるけど、オレは子供の頃からずっと、「自分は55歳で死ぬんじゃないか」という漠然とした不安があって、それまでにある程度やり残したことがないように生きたい、自分が死んだ後も奥さんがちゃんと生活していけるように環境を整えておかなくちゃいけないって思ってて、今はそれをやり始めたところなのです。
いわば、終活なのです。
とか言いつつ、55歳よりも、ずっと長生きするつもりではあるんだけど。
無職40年生ぐらいまで生きたいよね。
桜を何回も見たいもんね。