引っ越し先は6月中旬に決まっていたけど、まだ手付金を払っただけの仮契約状態でした。
売り主さんが明け渡せる時期と、オレが金を支払える時期などを調整し、8月末に最終契約をして引き渡すということになっていました。
そして、その引き渡し日が昨日でした。
朝の10時に目黒駅前の不動産屋に、売り主、買い主、不動産屋、司法書士が雁首を揃えました。
書類にハンコを20回ぐらい押し、名前と住所も20回ぐらい書きました。売り主さんも同様です。そして、オレはすぐ近くの銀行に行って、ウン千万円を売り主さんの口座に振込みます。
で、また不動産屋に戻ってきて、振り込み証明書みたいのを売り主さんに渡すと、それと引き換えに、ウン千万円の領収書とカギをもらえました。
これで、葉山のマンションはオレの物になりました。いつでも好きな時にカギを開けて部屋に入り、窓から海を眺めることができるのです。
とは言っても、これからリフォームをするので、まだまだ住めないです。当分の間は、リフォームの進捗を確認するために週に一回ぐらい行く程度です。
でも、これからは葉山に行く心持ちが違うよね。単に遊びに行くんじゃなくて、「この街にオレは住むんだ」っていう事実があると、見えるものも違ってくるような気がします。
ところで、昨日テレビで「タクシーで回る心霊スポット巡礼ツアー」なるものを紹介してました。番組のコメンテーターの作家さんが以前、このツアーに参加したことがあるらしく、「廃墟やお墓に行くばかりではなく、殺人事件や自死のあった場所に行くんだけど、それが私たちが暮らす、ごく普通の場所だから、尚更怖い」と言ってました。
オレは葉山に引っ越したら、殺人事件のあった部屋の5軒隣で、毎日、ごく普通に暮らしていくことになります。
(殺人事件については以下参照)