此木三紅大(このきみくお)さんという芸術家が、自宅兼アトリエを週に3日だけ美術館として公開しています。
ここは猫がたくさん住んでる美術館として、たびたびテレビでも取り上げられており、此木さんには申し訳ないですが、オレは完全に猫目当てで行ってきました。
「行ってきました」と軽く書いてるけど、場所は千葉県匝瑳(そうさ)市という、聞いたこともない所です。成田空港の向こう側です。車でチンタラ行ったら2時間ぐらい。東関道を走るのなんて5年ぶりだよ。
想像してた通り、とんでもない田舎です。ある意味、オレの理想郷。ムカデと蛇さえ出なければ。
こんな感じの田んぼの中の小高い丘に美術館はあります。
美術館の入り口から駐車場を見おろした写真。ミニクーパーは洗車したばかりでキレイです。
入り口を抜けると、なんともステキな庭園が!
石の彫刻が庭のあちらこちらに。
そして、ネコー。
ホントはもっとネコ写真を撮りまくったんだけど、奥さんがやたらと写り込んでしまったので掲載不可能です。ったく、ジャマだなぁ。
ちゃんと芸術も見ました。猫目的ではあったけど、此木さんの作品は絵画だけじゃなく、石の彫刻、鉄の芸術、ポエム(?)など幅広くて、とても面白いです。
すげーデカい絵。
此木さんも当然猫好きでらっしゃるので、猫がモチーフの作品もたくさんあります。
此木さんご本人にもお会い出来ました。80歳ぐらいかな。ピンクのセーター着てたんで、最初、奥さんかと思ったらご本人でした。歳をとるとジジイなのかババアなのか区別がつきにくいね。
とんでもない田舎ではあったけど、はるばる行った甲斐がありました。
よく、田舎の中に、いきなりトンがったデザインだったり、北欧風な建物を作る人がいるけど、こちらは周りの景色から浮くこともなく、きちんと調和しつつ、それでいて別天地のようなステキな家(アトリエ)でした。
本当のセンスとは、こういうことなのだなと思いました。