早期退職ブログ

早期退職後の暮らし。

家映画「最近見たのをまとめて」13

ちょっと、あなた達、随分サボったわねえ。前回の「最近見た」シリーズから2ヶ月も経ってるじゃないのよ。姉さん、ずーっとあんた達が、いつ自分たちで始めるかしらって黙って見てたのよ。だったら言ってくれればいいじゃんですって?意地悪?!バカ!意地悪と違うでしょ!あなた達を信頼してたから黙ってたんじゃない!あんた達だって、姉さんに言われてやるより、自分の意思でやる方がいいでしょ?ね、分かった?これからは姉さんに言われなくても、ちゃんと自分たちでやるのよ?あらいけない、もうお仕事行く時間だわ!うん、そう、ウィズコロナだから、当分の間は「刑務所キャバクラ」よ。お客さんが囚人で、あたし達は面会に来た愛人っていう設定なの。アクリル越しに黒電話でおしゃべりするのよ。お酒を作ったら、刑務官(黒服)から渡してもらうの。フルーツ盛りは差し入れって設定で。それじゃ、姉さんが帰るまでにお風呂入っちゃうのよ?姉さん、9時半には帰ってくるから。そうよ、愛甲石田の夜9時は歌舞伎町の深夜2時に匹敵するのよ。

 

4/26

キングコング1933年

監督メリアン・C・クーパー、アーネスト・B・シェードザック 出演フェイレイ

初見。「風と共に去りぬ」を作ったセルズニックが製作総指揮です。エンパイアステートビルの上で飛行機と戦うコングのモノクロ映像が有名です。

90年近く前の映画なので、特撮云々を言ったら気の毒で、でも、技術のない時代に一生懸命アイデアをひねって作り出したスタッフの情熱を思うと涙がチョチョ切れます。人間の傲慢さによって殺されるキングコングが悲しいです。

 

5/4

マチェーテ2010年

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監督ロバートロドリゲス 出演ダニートレホ

マチェーテ、メールしない」「マチェーテ、やれば出来る」など、「インデアン、ウソつかない」レベルの、メキシコ人をバカにしたようなセリフ回しのマチェーテ(ダニートレホ)が悪をブチのめします。

悪役として、ロバートデニーロ、スティーブンセガール、ドンジョンソンなど、すごいメンツが出てます。タランティーノとロバートロドリゲスがノリノリで作った楽しい映画です。

 

5/5

「ねことじいちゃん」2019年

監督 岩合光昭、出演 立川志の輔

「世界猫歩き」の名カメラマン、岩合さんがついに猫映画を監督してしまいました。小さな島で暮らすジジイと猫さんの素敵な生活です。

小林聡美の「かもめ食堂」みたいに、特に何かが起きるわけでもないけど、なんか、こーゆー生活っていいわよねーって思うのです。

 

5/11

「望郷」1937年

監督ジュリアンデュビビエ、出演ジャンギャバン

映画史に残る名作です。フランスの植民地、アルジェのカスバに逃げてきた大泥棒のペペルモコ(ギャバン)。本当はパリに帰りたくてしょうがないんだけど、カスバは迷宮都市だから、ここにいれば警察に捕まることはないので、ガマンしてます。でも、恋人のギャビーがパリに帰ることになり、ぺぺは彼女に一目会いたくて、逮捕されると分かってても港に降りてきてしまうのでした。

原題は「ペペルモコ」。邦題を「望郷」にしたのは、素晴らしいセンスよね。

 

5/15

「情婦」1957年

監督ビリーワイルダー、出演タイロンパワー、マレーネデートリッヒ

原作はアガサクリスティの「検察側の証人」。キムタクと二宮くんの映画は「検察側の罪人」ね。紛らわしいっちゅーねん。

最後のどんでん返しが見事です。そんで、「これで終わった」と思った次の瞬間、さらにまた、どんでん返るのよ。アガサクリスティはスゴイねー。そして、この原作をきっちり仕上げたビリーワイルダーもさすがです。マレーネデートリッヒはこの時、50歳ぐらいだけど、妖艶です。こーゆーのを本当の「美魔女」というのよ。スッポンエキスを飲んでる田中美奈子みたいのはダメなのよ。

 

5/17

スウィングガールズ2004年

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監督 矢口史靖、出演 上野樹里

これ、もう16年も前の映画なのよ。時の過ぎるのは早いわねー。

この映画は結構好きなのです。熱血とは程遠い子たちが、なんだかいつの間にか熱血していく様が、とても上手に描かれていて、最後の演奏会では感動して泣けてしまうのです。

スウィングガールズ」と「のだめ」の上野樹里は最高にいいわね。これ以外の作品は上野樹里をうまく使えてないよね。芝居にクセがあるから難しいんだろうねー。

 

5/19

ワイルドスピードスーパーコンボ2019年

監督デヴィッド・リーチ、出演ドウェインジョンソン、ジェイソンステイサム

ワイルドスピード」の番外編です。去年、映画館で見てガッカリしたけど、また見てガッカリしました。

この監督はコメディセンスがないよ。つーか、「ワイルドスピード」をコメディにする必要なんか全然ないのよ。

 

5/21

「エージェントマロリー」2011年

監督スティーブンソダーバーグ、出演ジーナカラーノ

映画としては、ソダーバーグ監督のわりに、ちょっとイマイチかもしれません。でも、主役のジーナカラーノは元総合格闘技の女子なので、アクションはカッコいいです。こんな人に罵られたり、ヒールで踏まれたら…と少し思いました。

 

5/30

「アップグレード」2018年

監督リーワネル、出演ローガン・マーシャル=グリーン

初見。プライムビデオのおすすめに出てたので、軽い気持ちで見たら、軽く見る分には充分面白いという感想ね。

交通事故で四肢が麻痺してしまった主人公は、最新のAIチップを体内に埋め込むことで自由を取り戻します。でも、そのAIが主人公の意思を無視して勝手に動くようになってしまい、「おいおい、俺は右に行きたいのに、体が左に行っちゃうよー」みたいになって、てんやわんやになります。

こう書くとコメディみたいだけど、スリラー映画なのよ。AIはある目的を遂げるために主人公を動かすの。怖いわよねー。

 

6/12

ワイルドスピード・アイスブレイク」

2017年

監督 F・ゲイリー・グレイ、出演ヴィンディーゼル

シリーズ8作め。「これまでの闘いは前哨に過ぎなかった」的な展開になりました。どうやら、このアイスブレイクが最終章3部作の第1作となるらしいです。

なんか壮大な話になり過ぎて、悪い人(シャーリーズセロン)が何をやりたいのか、さっぱり分かりません。

でも、このシリーズはそんなのどーでもいいのよ。カーアクション見て、「ほえー」とか「あひゃー」とか言ってればいいの。最近の「ミッションインポッシブル」もストーリーが全然分かんないじゃん?あんな感じ。見てる最中、「トムクルーズはなんでウィーンに来たんだっけ?」って分かんなくなるでしょ。でも、そんなのどーでもいいのよ。

 

6/18

「ランオールナイト」2015年

監督ジャウム・コレット=セラ、出演リーアムニーソン

初見。オレの最近のお気に入りのリーアムニーソンのアクション映画です。リーアムニーソンは「シンドラーのリスト」やった人なのに、すっかりアクション俳優になったね。

マフィアのボスのドラ息子を殺してしまったので、一晩中逃げるおじさんの話です。ちょっと設定を凝り過ぎてしまった気がします。凝ったおかげで物語に深みはあるんだけど、リーアムニーソンのアクション映画にそんな深みは無用よ!姉さん的には、そこんとこ分かって欲しいの。

 

6/24

「スーサイドスクワッド」2016年

監督デビッドエアー、出演ウィルスミス、ジャレッドレト

初見。「アイアンマン」とか「アベンジャーズ」が大当たりしてるマーベルのことを羨ましく思ったワーナーが、DCコミックの「スーパーマン」や「バットマン」とかヒーローをいっぱい集めて映画を作るようになりました。これもその流れの一作です。

オレはヒーローがたくさん出てくるお話はあまり信用しません。ウルトラシリーズも「ウルトラ6兄弟が大集合!」みたいな回は大して面白くなかったし、「仮面ライダー」も1号ライダーと2号ライダーの2人が力を合わせて戦うぐらいまでは許せたけど、5人とか集まっちゃうとつまらないのよね。

「なんだよ、だったら、いつも5人で戦ってればいいじゃん、そうすりゃ、毎回、もっと簡単にショッカーをやっつけられるんじゃねーの?」って思っちゃうのよね。

今まで放っておいたくせに、突然現れて、「助けに来たぞ!」とか恩着せがましいこと言ってんじゃねーつーの。

というワケで、この映画も、たくさんの悪人が集まって、もっと悪いヤツをやっつけるというお話でしたが、全く好みではありませんでした。

 

以上よ!