霞ヶ浦の雄大さに「ふーん」と心打たれ、飛行機を見つめる茨城県民に感動した後、中高年男性はひとり水戸に向かった。水戸がオレを呼んでいるのだ。
今でこそ「温泉もないし(本当はある)、特産品が納豆じゃワザワザ行かないよねー」などと軽んじられ、「魅力のない県1位」とバカにされる茨城だが、かつては徳川御三家のひとつ、水戸藩があった立派なところなのだ。頭が高い、控えおろー。
↓夜の水戸駅。とても立派な駅ビルだ。たぶん、北千住に匹敵する立派さだ。
ホテルは水戸駅から徒歩2分のメッツホテルにしました。メッツホテルはJRの系列だから安心。
シャワーを浴び、さっぱりしたところで晩ごはんを食べに夜の街に繰り出した。
駅ビルの中にある回転寿司屋で、お寿司を少々と生ビールと日本酒一合。2000円ぐらい。
さらに二次会でラーメン。
一次会を軽く済ませたお陰で、ラーメンも食べれた。全て計算尽くだ。
↓二次会のラーメンあじ平。
どうと言うこともないラーメンだが、それでいい。主張の強いラーメンは苦手なのだ。
「俺のラーメンを食ってみろ!」的なラーメン屋には決して行かない。
うるさいよ。なんでお前のラーメンを食わなきゃならないんだよ。
「俺の」とか「私が」みたいな自我に縛られるのは良くないとお釈迦様も仰っておられる。
自我は欲望に繋がり、業になる。
そうすると六道輪廻から解脱出来ず、お前はきっと来世で餓鬼道に堕ちるだろう。
そーゆー事も学べるからオレのブログを読んでみろ!
翌朝、ホテルの周りをお散歩した。
↓黄門様御一行。朝陽に照らされて神々しい。
↓弘道館。幕末に水戸藩志士たちが尊王攘夷を語り合ったところだ。でも9時前だから入れなかった。
↓昨夜のあじ平の裏口に猫さんがいた。可愛い声でなーなー鳴いてた。いつも、あじ平の人にご飯もらってるのかしら。
ホテルをチェックアウトして、次の茨城の名所に向かう。
名峰、筑波山だ。
登山したいわけではないので、車で中腹まで行き、そこからケーブルカーで山頂に行く計画なのだ。
山頂からは富士山やスカイツリーも見えるらしい。
↓中腹のケーブルカーに乗る行列。200人ぐらいいる。
ダメだ。こんな行列に並ぶほど、オレの人生に時間は残されていない。
仕方ないから、筑波山神社で御朱印をいただき、ガマの油売りを見て帰ることにする。
霞ヶ浦と茨城空港と水戸と筑波山を見た。お土産に納豆も買った。
茨城にこれ以上見るべきものがあるだろうか。いや、ない。
茨城を出よう。
だが、中高年男性のひとり旅はまだ終わらない。
もう一泊するのだ。今夜はどこに泊まろう。
続く。