無職になると、今までに比べてテレビを見る時間が格段に増えました。
以前は、朝1時間、夜1時間の計2時間程度だったのが、5時間ぐらいは見てるような気がします。「見てる」つーか、「点いてる」時間の方が長いかもしれないけど。
で、BSやケーブルの専門チャンネル見てると、とにかく、ウンコがスルッと出る系のCMが多い。
ディスカバリーで「モーガンフリーマンが語る宇宙」とか、旅チャンネルで「旅猫ロマン」とか見ていい気分になった後にウンコのCMが流れると、番組の余韻も何もあったもんじゃありません。
素人（エキストラ）のおばさん、おばあちゃんがテレビで「ドバーッと出た！」とか「バナナみたいのが2本出た！」とか「出た日は嬉しくてカレンダーにマルを付けてるんです」とか言うわけです。
いや、ウンコ出るのは体にいいし、嬉しいのも分かるけど、仮にも女なんだから、顔を隠さなくていいのかよと。声もボイスチェンジャーしなくていいのかよと。そこまで女を捨てていいのかよと。
じゃないと、遊びに来たご近所さんがカレンダー見て「あら、今日はマルがついてないわね。小林さん、まだウンコ出てないのかしら」って思ってそわそわしちゃったり、子供が学校で「やーい、お前の母ちゃん、バナナ2本分！」とかイジメられたり、グランドゴルフでバアさんにほのかに恋心を抱いてた佐々木さんが「長山さん、そんなにウンコの事で頭がいっぱいだったのか…あの笑顔はウンコが出た喜びだったんだ…グランドゴルフでワシと会えるのが嬉しくて笑顔だったわけじゃないんじゃな…」ってがっかりするんじゃないかしらって心配になってしまうのです。
