恵比寿のマンションを売りに出して2ヶ月ほど経ちました。恵比寿はすごくたくさんの物件が売買されてるから、そう簡単には行かないかもなあ、と思っていましたが、ついに内見希望者が現れました。しかも二件。
で、昨日、最初の方が我が家にやってきました。
朝からドキドキしながら部屋を片付けまくり、それでも落ち着かず、玄関ドアの外側を拭いたり、ベランダの掃除をしたり、ファブリーズを無駄にシュッシュッしておりました。
どんな方が来るのかしら、オレと同い年ぐらいのご夫婦かしら、それとも投資目的の若いお金持ちかしら、などと想像を巡らせておりましたところ、不動産屋と共に現れたのは40歳台半ばの女性でした。
聞くと、なんと、現在は恵比寿の賃貸マンションにお住まいとのこと。離れて暮らす親御さんと近々同居を考えていて、賃貸だと手狭なので、中古マンションを探してるそうです。
彼女がまず最初にチェックしたのはベランダでした。さっき掃除しておいて良かったー!!
マンション前を通る車の騒音がどのくらいなのか気になったそうです。感想としては、想定の範囲内だったようです。
その後は、「どうぞご自由に見てください。クローゼットの中やキッチンの引き出しもどんどん開けて構いませんから」と言って、オレらはリビングのソファに座ってました。
部屋を回りながら彼女が不動産屋に「わー、ステキー!」「オシャレー」「こんなキレイに住まわれてるなんて!」などと言ってる声が聞こえてきて、なんとも気恥ずかしいです。
そりゃ、朝から掃除しまくったし、生活感のあるもの(赤坂日枝神社のお札と破魔矢、ネコのイラストのクッション、「こち亀」の単行本、等々)は見えないところに隠したからね。
そんなこんなで、約15分で内見は終わりました。一戸建てだともう少し時間がかかるけど、マンションだとこれぐらいで終わるのが普通らしいです。
感触としては、この方は買わないだろうな。おそらく、彼女は中古マンションの購入を考え始めたばかりで、これぐらいの値段で売りに出されてる物件というのは、実際どんな感じなのかしら、というのを確認してる段階のような感じだったからです。
でも、我々にとっても、最初の内見の方が彼女で良かったかもしれません。
内見の方が何を気にしてるのかとか、どう接すればいいのかとかが分かったからです。
そして、二件目の内見が今日の午後あります。連チャンだ!今度はどんな人かしら。
たぶん、売れるまでに内見を10回近くやることになるだろうから、オレももっと流暢にトーク出来るようにならねば。あと、身なりもきちんとしなくちゃ。
お客さんに「こんなステキな方が住んでたお部屋なら安心して買えるわ。もしかしたら抱かれてもいいかも」って思わせないといかんからね。