先日、親父と話した際、すごく久しぶりに実家のリビングに入りました。(今までは、実家に帰ってもお袋の個室以外には出入りしなかった)
リビングは、オレが知ってる20年前とほとんど変わっていなくて、昔と同じソファーがあり、テーブルがあり、時計がありました。
さすがにテレビはブラウン管から液晶に変わってて、DVDもあったけど、レーザーディスクとベータのビデオデッキがあったのには驚きました。
聞くと、レーザーディスクはまだ稼働してて、親父はこれで映画を見てるそうです。
でも、さすがにベータのデッキは壊れており、親父に「これはもう修理出来ないだろうか。それかベータのテープをDVDにコピー出来ないか」と相談されました。
ソニーはベータの修理をやめちゃったみたいだし、コピーするにもこんなにテープがあると(200本ぐらい)、業者に頼んだら、相当なお金がかかるだろうしなぁ。
その場では、ちょっと難しいのではないか、と言って帰ってきたのですが、ベータのテープで録画したほとんどのものは、オレが実家にいる頃、オレが一生懸命テレビで録画した「ゴールデン洋画劇場」とか「金曜ロードショウ」の映画なのです。
「スターウォーズ」が初めてテレビ放送された時の、ハンソロを松崎しげる、ルークを渡辺徹、レイアを大場久美子が吹き替えて、日テレに苦情が殺到した歴史的な放送もあります。
さらに、テープラックには、映画だけじゃなく、テレ朝のプロレスも何本かありました。
あの、アントニオ猪木対ハルクホーガンの名試合もあります(実況は古舘伊知郎)。この時、ホーガンはプロレスのお約束事を守らず、猪木にガチのアックスボンバーを決めてしまい、猪木を失神させてしまったのです。
勝ってしまったホーガンがうろたえてるのを見て、子供心に「ああ、ホーガン、追放かもなぁ」と心配したのを覚えております。
と、背ラベルを貼って並んだ20〜30年前のテープを見たら、昔の事がギュギュギューと思い出されて、オレもこのテープを何とかもう一度見れるようにしたくなりました。(オレは昔から几帳面だったので、ワープロできちんと背ラベルを作って貼ってたのだ)
そうだ、ヤフオクにベータのデッキが出てるかも?!と検索したら、かなり出てきました。
しかも、ジャンクではなく、きちんと整備して稼働するやつも相当数あります。値段は1.5万から3万円ぐらい。
というわけで、近々、ベータのデッキを買って、実家に持っていってやろうと思います。20年ぶりの親父孝行かもしれん。