早期退職ブログ

早期退職後の暮らし。

続・早朝に救急車を2台呼んだ話。

バタバタしてて間が空いてしまいました。

 

というわけで、親父が運ばれた横浜旭総合病院に来ました。

オレは自分の車で救急車の後に付いて行ったのですが、こっちは普通車だから救急車と違って赤信号ではちゃんと止まらねばならないです。当たり前だけど。

なので、到着したのはは救急車から7〜8分遅れでした。

 

受付の人に聞くと、親父は救急室で治療中らしいです。

体温を下げつつ、点滴で水分を体内に入れてるはずなので、たぶん2時間は会えないと思われます。

 

あー、やれやれ。とにかく病院でちゃんとした治療をしてもらえてるので、肩の荷が降りた感じがしました。

まだどんな状態なのか分からんし、頭のどこかに「このまま死んじゃうこともあるかもなあ」なんて思いもあったけど、なんというか、正直、自分の手から離れてホッとしました。

家であのままだったら、オレ、どうしたらいいか分からんからね。

 

病院のロビーで1時間ほどあれこれ考えたり、ボーッとしてたら、お袋から電話がかかってきました。

「あー、あたしだけど、もう帰れるみたいなんで、南町田病院まで迎えにきてよ」

お袋は3針縫ったそうですが、そんな大したことにならず、あっと言う間に退院出来るようです。

 

「いや、オレ、親父に付いてなきゃマズイし、まだ先生ともちゃんと話せてないから、お袋、タクシーで家に帰っててよ」

「そんな事言ったって、あたし、家のカギ持ってないもん」

「えー、なんでカギ持って行かなかったんだよー!」

「救急車で運ばれる緊急事態なのに、カギなんか持ってるわけないでしょ」

 

まあ、それもそうだな思いつつ、(救急車乗るのに携帯は持ってたんじゃねーか)と気付いたけど、黙ってました。

 

仕方なく、親父の治療をしてくれてる先生を呼び出してもらい、一旦お袋の方の病院に行かせてもらうことにします。

先生は「えっ、お母様も救急車で運ばれたんですか?!一体、何があったんですか??」とビックリしてました。

 

先生によると親父の状態は、「命の危機は脱した」「今はガンガン冷やしてて熱は下がってきてるけど、まだ脱水症状は収まってないし、血圧も高いまま」なので、「お母様の方が済んだら、絶対、こっちに戻ってきてくださいね!お願いですから!どれぐらいで戻れます?1時間?1時間ですね?絶対ですよ?お願いしますね!」と、ものすごい勢いで言われてしまいました。

 

先生のこの必死さはなんかヤバイんじゃないかしら、と思いつつ、横浜旭総合病院から南町田病院に移動します。車で15分です。

こういう事になると想像してたわけじゃないけど、親父の救急車に同乗しなくて良かった、自分の車で来て良かった、オレ、ナイスチョイス。

 

あー。

だんだんメンド臭くなってきたので、この後のことは割愛しますが、結局、親父もその日の夕方に退院出来ました。

 

ただ、先生から言われたのは、「熱中症になると、筋肉を破壊して体を守る成分(?)を作る。したがって、1週間、長い人だと1ヶ月ぐらい、体が自由に動かせなくなる」ということでした。

 

てことは、お袋にはこのまま実家で親父の助けをしてもらい、オレも出来るだけ町田に来るようにしなければなりません。やー、面倒だなあ。

 

それと、親父が熱中症になった理由ですが、よくニュースで言われてるように、エアコンが壊れてて、そのまま寝てたせいだと思われます。

今までオレは実家に帰っても親父の部屋には入ってなかったし、親父もエアコンが壊れてることなんか言わなかったので、全然気が付きませんでした。

 

てか、親父の部屋のエアコンは15年ぐらい前から、ずっと壊れてたらしいです。

もー、そんなの言ってよーって感じですが、老いた親を持つ人は、そこら辺、自分でチェックした方がいいです。

 

老人は、「エアコンが嫌い」「電気代がもったいない」「ちょっと我慢すれば済むこと」などと思ってますから。

早速、翌日、つきみ野ヤマダ電機行って、親父の寝室用とついでにお袋の部屋のエアコンもいつ壊れてもおかしくないので、2台買ってきました。

 

エアコン買った途端に、夜はまあまあ涼しくなってしまったけど、でも、まだ残暑あるし、来年以降も日本の夏は尋常じゃない暑さになるに決まってるので、まあ、いいだろう。

 

その日の夜のニュースで、「今日、都内で熱中症で緊急搬送された人は168人でした」って言ってて、ああ、親父もこの中のひとりか…と感慨深かったです。