今週の火曜から奥さんもテレワーク出来るようになりました。
奥さんは契約社員なので、自宅からパソコンで会社のイントラに繋ぐことを許されてなかったから、ずっと出社してたのです。
そして、契約社員や派遣社員が出社してるんだから、社員も出社しなくてはならないという状況が続いていたそうです。
しかし、ここに来てやっと会社も、「なんだか、それってバカバカしくね?」と気付いたようで、契約や派遣社員も自宅からイントラに繋ぐことを許され、ようやくテレワーク出来るようになったのです。
新型コロナの騒ぎが起きてから、2ヶ月近くが経つのに、ギリギリまでテレワーク体制を作れてなかったところに、会社の甘さがあるような気がしてます。
(経済を止めてまで自粛する必要があるのか?という議論はここでは置いておきます。だって、実態として、とにかく感染者を減らすことが、日本をはじめ世界の方向性なのだから)
2ヶ月前、感染がどこまで拡大するのか分からなかったし、首都が封鎖されるなんて絵空ごとのように思えてたのは仕方ないけど、「そうなったらどうしよう」ってことを見据えて準備しておくのが、会社の危機管理だと思うのです。時間はあったはずです。「最悪に備えて、最善を期待する」です。
以前、オレが部長をやってた頃、上長から「東北震災クラスの災害が東京で起きた時、絶対捨てられない業務とさっさと捨てていい業務の仕分けをしろ」と言われたことがあります。
自分の部署の業務を「さっさと捨てていい」に分別するのは切ないし、部の存在意義にも関わるので、オレはけっこう多くの業務を「絶対捨てられない」とか「かなり捨てられない」にしてしまいました。
他の部長たちもオレと同様だったようで、その結果を受けて上長が部長連中を集め、「大災害が起きてる中、部員の安全を犠牲にしても捨てられない業務が本当にこんなにあるのか、よく考えて欲しい。仕事を捨てる、後ろ倒しにすると判断することも管理職の仕事だ」と言いました。
オレはその言葉に深く感銘を受け、うちの部の仕事は全部「さっさと捨てられる」にしました。
うちの部がなくなったって、当座は会社の基幹業務に問題はないのです。
その考えの延長線で、「そもそもオレがいなくたって、会社には露ほどの影響もない」ことに気付き、晴れやかな気持ちで早期退職することが出来たのであります。
話が逸れたけど、要するに、会社や管理職は危機管理をしっかりやっておかなくちゃダメだし、業務の取捨選択の判断を素早くやらなくちゃいかんということです。
つーか、奥さんがテレワークで家にいると、リビングでパソコン開いて仕事してるから、オレは掃除も出来ないし、テレビも見れないし、洗濯機回すのも遠慮しちゃうし、専業主夫としては、テレワークなんか早く終わって欲しいわよ。
↓今年の桜は人間にはあまり見てもらえなかったけど、鳥たちがたくさん来れたので、それはそれで良かったと思います。