今年の4月と5月。17本もあるから、読みたいヤツは読むがいい。読みたくないヤツも苦行と思って読め！
4/3
「キル・ボクスン」（2023年）
監督 ビョン・ソンヒョン、出演チョンドヨン
Netflixオリジナル。初見。なんという面白さ。韓国最強の女性暗殺者が子育てに苦労しながらも、ミッションをこなして行きます。やがて、自分が所属する暗殺集団と敵対してしまい…。
こうやって粗筋だけ書くと、ありがちなアクション映画みたいだけど、彼女が暗殺者になった理由とか、ボスとの関係とか、子育ての悩みとか、ディテールがすごく細かく作られてて、最初から最後まで文句なしに面白いです。方向性は違うけど、「ダイハード」の第1作目のように緻密な作りになってます。
4/4
「ハイフォン ママは元ギャング」（2019年）
監督レヴァンキエ、出演ベロニカ・グゥ
初見。ベトナム映画。臓器売買の組織に子供を誘拐されたママが、たった一人で組織に立ち向かう！キルボクスンもそうだけど、子供を守るお母さんは強いぜ！ダサいタイトルをつけられて可哀想だけど、なかなか拾い物の映画。
「ケープタウン」（2013年）
監督ジェロームサル、出演オーランドブルーム、フォレストウィティカー
初見。子供の失踪が相次ぐケープタウン。事件を追う二人の刑事はその裏に大々的な薬物組織がいることを突き止める。ヘビーだけど見応えある。主演の二人がいいわね。ケープタウンは怖いよ。川崎より怖いかもしれない。
4/16
「夜叉 容赦なき工作戦」（2022年）
監督ナヒョン、出演ソルギョング、パクヘス
初見。「キルボクスン」のボス役の人と、「ペーパーハウスコリア」のベルリン役の人のダブル主演。韓国の極秘諜報部がなんだか好き勝手やってるらしい。それを調べるためにやってきた堅物検事。韓国、日本、中国、アメリカのスパイ合戦。池内博之が悪役で出てます。日本もスパイ活動を頑張ってたんだね。
4/22「神と共に第１章 罪と罰」（2017年）
監督キムヨンファ、出演ハ・ジョンウ
初見。消火活動中に死んでしまった若い消防士が死後の世界で地獄行きかどうかの7つの裁判を受けることになります。
裁判を受けるにあたり、付いてくれた3人の弁護人と共に、いろんな地獄を冒険するのがとても楽しいです。でも、地獄に落ちるのはイヤです。
「神と共に第2章 因と縁」（2018年）
監督キムヨンファ、出演ハ・ジョンウ
初見。第1章で登場した消防士の弟が死んでしまい（兄弟揃って若死にで気の毒だ）、裁判を受けることになるのですが、何故か弟は悪霊になってしまい裁判を受けれません。そこで閻魔大王は3人の弁護人に、あるミッションを命じます。
第2章も面白いよ。3人の弁護人がなぜ冥界でそんな役割をすることになったのかとか、オレの大好きなマドンソク兄貴も神様役で出てくるし。
4/25「ハロウィンTHE END」（2023年）@チネチッタ川崎
監督デビッドゴードングリーン、出演ジェイミーリーカーティス
初見。これを見るためにわざわざ無法都市川崎まで行って、しかも一泊したというね、なんと言うか、オレのこのシリーズへの愛を思い知るがいい。高校生の頃に初めて見たシリーズの最終章だからね、これはもう映画館で見なくちゃ。映画としては、まあ、こんな感じかっていう。うん。
豆知識。主役のジェイミーリーカーティスは、お父さんが歌手のトニーカーティス、お母さんが「サイコ」のシャワーシーンで絶叫してたジャネットリーです。
4/28
「ブレイクタウン」（2020年）
初見。平和な街が無法者どもに占拠された！元テキサスレンジャーで今は保安官のガイピアースが悪い奴らをやっつけるぜ！
ストーリー的にはブルースウィリスの「ラストマンスタンディング」とほぼ同じなんだけど、明らかな劣化版という感じ。やはりウォルターヒル監督とヨークなんちゃら監督ではレベルが違うわね。ガイピアースはいいけど、なんか話がとろとろしてる。正義も悪も頭を使ってない。でも、あえてB級テイストに浸りたい気分の時ってあるじゃない？そんな時にはオススメよ。
＊訂正。『ブルースウィリスの「ラストマンスタンディング」とストーリー的にほぼ一緒』と書いたけど、完全に勘違いでした。正しくは『シュワルツェネッガーの「ラストスタンド」とストーリー的にはほぼ一緒』です。ラストスタンドの監督はキム・ジウンです。
「ドアマン」（2020年）
監督北村龍平、出演ルビーローズ
初見。元海兵隊の女性ドアマンが強盗団と戦うわよ！女性ドアマン役はジョンウィック2にも出てたキツネ目の人。映画館でお金払って見たら納得いかないかもしれんけど、主役の女の人のアクションがスゴイし、サブスクで見る分にはそこそこ楽しめます。ジャンレノも出るし、伊藤英明も出てくる。北村龍平監督は「あずみ」を撮った人。なんでこの人が監督したのかしら？？
4/29
「白頭山大噴火」（2019年）
監督イ・ヘジュン、 キム・ビョンソ、出演イビョンホン
初見。韓国では珍しいディザスターもので豪華キャストの共演です。マドンソク兄貴も出てるけど、アクションは全然しません。
北朝鮮の白頭山が大噴火して、ソウルも大被害です。マドンソク兄貴の地震学者はさらなる大噴火を予測。そこで韓国は火山を沈静化させるために、爆弾で火山の動きを変えることに。そのためには北朝鮮の工作員イビョンホンの助けが必要なのだ！イビョンホンが超カッコいい！
5/7
「ライダーズオブジャスティス」（2020年）
監督アナス・トーマス・イェンセン、出演マッツミケルセン
初見。妻が死亡した電車事故の裏に犯罪組織があると確信した軍人のマッツは仲間と共に復讐に燃えます。ところが組織を追い詰めた先に見えて来たのは意外な事実なのだった！
よくある復讐劇から話がどんどん想定を超えた方向に進み、見る者をなんとも知れん複雑な心持ちにさせます。マッツにとってこの復讐は、悲しみから目を逸らすための単なる逃げ場でしかなかったのかもしれん。アクション映画かと思わせて、この奥深さ。スゴイわ。
5/11
「エクストリームジョブ」（2019年）
監督イビョンホン、出演リュ・スンリョン
初見。監督のイビョンホンは俳優のイビョンホンとは別人です。
麻薬組織を見張るため、近所のチキン屋で何日も張り込みをしてた刑事たち。ところがチキン屋が営業不振で店をたたむことに。
困った刑事さん達は自腹でチキン屋を買い取り、チキン屋に扮して張り込みを続けますが、なぜかチキン屋が大繁盛してしまい、張り込みどころじゃありません。すごく笑えるし、痛快だし、その後も何度も見返してる。
「サイコキネシス 念力」（2018年）
監督ヨンサンホ、出演リュ・スンリョン
初見。「新感染ファイナルエクスプレス」の監督作。
妻と離婚し、ダメな生活を送っていた中年おじさんがある日突然、超能力を使えるようになった！そんな時、別れて暮らす娘が経営するフライドチキン屋が地上げ屋に襲撃された！絶対許さん！お父さんが超能力を使って娘を守るぜ！
主役は「エクストリームジョブ」の刑事さん。気楽に見るには楽しいです。
つーか、韓国ではチキン屋さん、すげー人気なんだね。
5/12
「#生きている」（2020年）
監督チョ・イルヒョン、出演ユ・アイン、パク・シネ
初見。謎のウィルスが拡がり、みんなゾンビになってしまった。オタクの若者がたった一人で団地の部屋に籠って、生き延びるために必死のサバイバル。お向かいの団地にも生き残ってた美女がいて、彼女なかなかやりおる。
あまり記憶に残ってないけど、それなりに面白かった気がします。
韓国ではチキン屋に加えてゾンビも人気だね。
5/14「ザ・マザー 母という名の暗殺者」（2023年）
監督ニキ・カーロ、出演ジェニファー・ロペス
Netflixオリジナル。初見。かつて組織の暗殺者だったジェニロペは、妊娠して出産したけど、いろんな奴から命を狙われるから、泣く泣く娘を里子に出します。12年後、娘の居場所が組織にバレてしまったので、ジェニロペは娘を守るため闘うのであった！
ストーリーに荒さはあるけどいいんじゃない？ジェニロペ、カッコいいし。
5/30
「ワイルドスピード・ファイヤーブースト」@横須賀ヒューマックス
初見。長いなあ。大げさだなあ。ジャスティン・リンが途中で監督を降りちゃったせいもあるのかしら。
このシリーズもいよいよ今作と次作（11本目）で終了。かと思ってたら12作目も作るという噂が！もう、いいよ！
5/31
「LUCY／ルーシー」（2014年）
人間の脳は10%しか使われていない。それが100%使えたらどうなっちゃうの？！という映画。近年のベッソン映画の中ではかなり好きな映画。
「デンジャラスラン」（2013年）
監督ダニエル・エスピノーサン、出演デンゼル・ワシントン
CIAの新米が、元CIAの凄腕暗殺者とやいのやいの言いながら逃げるお話。ジェイソンボーンの雰囲気で作った映画ですね。
今回の初見ベストは「キル・ボクスン」。Netflixに入ってて良かったーと思わせる映画でした。
次は「ライダーズオブジャスティス」。深いよ。偶然って何？確率って何？と考えさせられます。
というワケで、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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以上。
