今年の6月、7月、8月分。なんと3ヶ月分をいっぺんに片付けるわよ。
でも安心してください。たった9本です。
なんでこんな少ないかと言うと、夏の間は忙しかったのと、あと映画じゃなくて海外ドラマばかり見てたのだ。
6/23
「タイラーレイク命の奪還2」(2023年)
監督サム・ハーグレイブ、出演クリス・ヘムズワース
Netflixオリジナル。初見。パート1が面白かったので新作も楽しみにしてました。今回はギャングのボスの奥さんと子供を救出するのだ!激しい!パート3も製作決定です。
7/2
「トロール」(2022年)
監督ローアル・ユートハウグ、出演アイネ・マリー・ウィルマン
Netflixオリジナル。初見。ノルウェーの伝説の妖精巨人トロールが1000年の眠りから覚めた!怒りのトロールはオスロに向かって進撃を開始!
伝説やお伽話に真実が隠されていると考え、お伽話のストーリーをヒントにトロールに立ち向かう人間たち。しかしお伽話では語られていなかった人間どもの1000年前の悪行までもが明らかになっていくのであった。
最後はややあっさりしてるけど、今までとはちょっと違う怪獣映画で面白い。津波がフィヨルドを襲う「THE WAVE」を撮った監督。
7/4
「インディジョーンズと運命のダイヤル」(2023年)@日比谷東宝シネマ
初見。とうとうインディシリーズが終わった。最初の「レイダース」の時は、「『スターウォーズ』のルーカスと『未知との遭遇』のスピルバーグが組んで映画を作る!」って、当時の少年には夢のような出来事でした。
あの時の興奮は、後からビデオでシリーズを見た人には分からんだろうね。「その瞬間」に立ち会った者だけに与えられる喜びなのだ。
そんなインディシリーズは、冒頭のパラマウントのマークに実際の山が重なって本編が始まるのが常だったけど、ルーカスフィルムがディズニーに買われてしまったせいで、今回からそのお遊びが無くなってしまった。
スターウォーズもそうだけど、インディジョーンズがディズニーってなあ…。監督もスピルバーグじゃなくなったし、見る理由があまりないんだけど、やはりハリソン君のインディが終わるのだから、その場に立ち会っておかねばならない。
なんと言うか、渋谷東急本店が閉店してシャッター降ろす時に「いままでありがとー!」って叫ぶお客さんの気持ちです。
映画自体はハリソン君が頑張ってるし、そんなに悪いわけではなかったんだけど、4ヶ月近く経った今、ストーリーをほとんど思い出せない。そんなの今までのインディジョーンズでは無かったことなんだけどねえ。
7/18
「クルージング」(1980年)
監督ウィリアム・フリードキン、出演アル・パチーノ
初見。いつかは「クルージング」を見なければと思っていた。なんたって、フリードキン監督とアルパチーノの組み合わせだもの。
でも、何年も見るのを躊躇ってたのは、ハードゲイの世界に迷い込む刑事の話なの。連続ホモ殺人事件を捜査するため、アルパチーノはゲイに扮して潜入捜査を開始。ところが、めくるめくハードゲイの世界にアルパチーノの心は揺れ動いて行くのでした。
意味不明なシーンが多いし、アルパチーノは早々にゲイに馴染んじゃうし、最後も唐突に終わるので、傑作かと訊かれたら、「全然」なのですが、見て良かったかと訊かれたら、「良かった」と答えます。LGBTなどという言葉がなかった1980年台初頭、異端でしかなかったハードゲイの濃密な世界を垣間見ることが出来る喜びです。
7/22
「バード・ボックス バルセロナ」(2023年)
監督アレックス・パストール他、出演マリオ・カサス
Netflixオリジナル。初見。"それ"を見たら何故か知らんが自殺してしまう。だから人々は"それ"を見ないように目隠しして外出します。
サンドラ・ブラック主演のアメリカ版(←未見)のスピンオフ映画です。人類終焉の映画はいつ見ても痛快なのだ。
7/29
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」(2023年)@横須賀ヒューマックス
監督クリストファーマッカリー、出演トムクル
初見。「ミッションインポッシブル」シリーズの最終章の前編。タイトルの「レコニング」って何?そんな単語知らないよ。原題のままの方がいい場合もあるけど、全然馴染みがない単語は日本語に訳した方がいいと思います。
そういや、こないだNHKの「あさイチ」でフェムテック展の特集(!)やってて、レポーターが「これは何ですか?」と訊いたら、メーカー(?)の人が「セルフプレジャーグッズです」。「え?セルフプレジャーグッズ??」「まあ、昔からある大人のオモチャです」
横文字にすれば何でもオシャレグッズになると思うな!朝の8時台にNHK見てるおじいちゃんやおばあちゃんに分かるわけないだろ!
映画の話に戻します。相変わらず壮大な話過ぎて、見てる間、何がどうなってるのかさっぱり分からないんだけど、それもよろしい。(ちなみに「レコニング」を調べたら、なんか船舶用語らしいです。位置を調べるとか、そんな感じの。)
8/22
「48時間」(1982年)
監督ウォルター・ヒル、出演ニック・ノルティ、エディ・マーフィー
大好きな映画で時々見返してます。この当時のエディマーフィーは面白すぎる。
8/23
「Vフォー・ヴェンデッタ」(2006年)
かなり変でイイです。
独裁国家になった近未来のイギリスで、独裁者に立ち向かう「V」と、なぜだかVの弟子みたいになっていく美女のお話。「1984」みたいな雰囲気でダークな感じがいいです。
Vが被ってるお面は昔からお祭りで使われてたものだそうです。最近ではアノニマスが使って有名になりました。
8/28
「MEG ザ・モンスターズ2」@丸の内ピカデリー。
監督ベン・ウィートリー、出演ジェイソン・ステイサム
初見。「メグ1」がかなり中国資本が入った映画で、ジェイソンステイサム以外の出演者は中国人だらけだったから相当辟易としましたが、「2」もやっぱり臆面無く中国プロパガンダ映画です。
大きなサメに喰われるのは、中国が憎むフィリピン人と白人ばかりです。
そして「世界の海は我々が守る!」と中国大企業の若い社長が凄腕サメハンター(ジェイソンステイサム)を働かせます。
「3」が作られるとしたら、処理水を放流する日本人がサメに喰われるんじゃないかしら。
今回の初見はそれほどグッとくるものがあまりなかったです。
強いて挙げるなら、「トロール」と「バードボックスバルセロナ」かなあ。どちらもNetflix映画だから加入してない人には申し訳ないわね。
以上。